はなえむのもり

目的地として訪れる人もいれば、生活動線の途中でふらりと立ち寄る人もいる。
その“行きやすさ”の先には、親子が安心して過ごせるよう、丁寧につくられた居場所がありました。

「かめっこ広場」職員のみなさん(写真中央:保育士 久保田さん)

「かめっこ広場」職員のみなさん(写真中央:保育士 久保田さん)

■全区・市外から親子が集まる、結節点のような存在

新潟市の公立子育て支援センターの中でも、「かめっこ広場」は利用者が多い施設です。
理由のひとつは、立地の良さ。
バイパスに近く駐車場も広いため、江南区に限らず、他区や他市町村から訪れる親子も多いそうです。

子育て支援センターは、住んでいる地域に関係なく利用できる場所。
「買い物の途中で」「帰り道に少しだけ」など、特別な予定を立てなくても立ち寄れるのが魅力です。
とくに「かめっこ広場」は、それぞれの生活圏をつなぐ“中継点”のような役割を果たしていると感じました。

 

 

 

■毎月のお楽しみ、「かめっこ広場」のイベント

取材日はちょうど12月の誕生会。たくさんの親子が参加され、パパの姿も見られました。
誕生会は毎月1回実施されており、この日は17組が参加されたそうです。

 

ーー こどもたち一人ひとりにインタビューされている様子が印象的でした。

 

久保田さん
久保田さん
はい、小さなお子さんの場合は、ママにインタビューを受けていただいています。

当月の誕生児のお子さんの名前を紹介し、参加している方皆さんにお祝いしていただいています。

未就園のお子さんにとって、ステージに立つような機会になればと思っています。

 

 

「かめっこ広場」では誕生会のほか、講師の先生を招いたイベントなど、さまざまな企画を行っています。
親子が楽しく過ごせるよう、対象年齢や人数設定など、毎回丁寧に準備されているそうです。
イベント情報は「かめっこ広場だより」で毎月紹介されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

■子どもの成長を導くレイアウト

ーー 「かめっこ広場」で大切にしていることは何ですか?

 

久保田さん
久保田さん
利用される人数が多いので、年齢や発達に見合った環境設定ができるようおもちゃの配置を工夫しています。
「かめっこ広場だより」のカレンダーにもマークで記載していますが、

☆:おおむね1歳半以上就学前まで
🌸:おおむね0~1歳半まで
◎:0歳~就学前まで
※兄弟姉妹の方は、上のお子さんの利用年齢でおいでください

という区分けをしています。
年齢はあくまで目安ですが、発達に合ったおもちゃを用意してスタッフみんなで相談しながら配置しています。

 

ーー 兄弟姉妹がいる場合は、上のお子さんの時間に合わせるということですね。

 

久保田さん
久保田さん
はい、大きいお子さん向けの遊具設定ですが、下のお子さんには、年齢に合ったおもちゃをお出しして、遊んでもらっています。

 

ーー 月齢に合わせて、遊具やおもちゃの配置を変えるというのはすごいです!

月ごとや季節ごとの変化もありますか?

 

久保田さん
久保田さん
そうですね。夏にはボールプールを出したりします。

また、こどもたちの月齢が上がるのに応じて、例えば平均台をウェーブバランスにするなど、少しずつ難易度の高いおもちゃに変えていったりします。

 

ーー 年度ベースでこどもたちの成長に合わせておもちゃを変えていくのですね!確かに、4月入園に向けて育休から復職のタイミングを考えると納得です。

 

久保田さん
久保田さん
もちろん、生まれたばかりの赤ちゃんもいらっしゃいますので、0歳向けのおもちゃも用意しています。

4月に入園する時には、見たことがある・使ったことがあるおもちゃが保育園にあると安心しますよね。

 

ーー そこまで考えてくださっているとは、驚きました。

 

久保田さん
久保田さん
スペースがあるからこそできることです。

小さな施設だとなかなか難しいと思いますが、「かめっこ広場」はこのスペースを生かしてあげられたらと思っています。

 

↑これらの遊具も、月齢や季節に合わせて段差や使い方を変えたレイアウトにしているとのこと。

 

 

 

■小さな一歩を、みんなで見守る広場

ーー 日々たくさんのお子さんやご家族と関わる中で、どのような想いで皆さんの成長を見守っていらっしゃるのでしょうか。

久保田さん
久保田さん
私たちが遊びの設定を工夫することで、お子さんたちはどんどん上手に遊べるようになります。

自分で遊びを見つけて、楽しめるようになって、4月には入園されていきます。

今までハイハイしていたお友達が、歩行ができるようになるまでの過程を見させていただいて幸せですし、ママ、パパたちも一緒にその成長を大変喜んでいることが本当に嬉しいです。

 

 

ーー パパも多くいらっしゃいますか?

 

久保田さん
久保田さん
とくに土曜日は、パパがお子さんを連れてこられる方もいらっしゃいますし、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃんとファミリーで遊びに来られる方もいらっしゃいます。

今日のような誕生会などのイベントに、ご両親で参加される方もいますよ。

 

ーー 最後に、パパママに向けて一言お願いします。

 

久保田さん
久保田さん
楽しいおもちゃをたくさん用意しています。お子さんと一緒に遊びにおいでください。

いつでもお待ちしております。

 

 

【編集後記】

筆者は我が子と支援センターを利用する中で、とくに月齢の区分けを意識したことがありませんでした。

ですから、今回久保田さんから伺った「月齢による遊具・環境設定の配慮」のお話は、まさに目から鱗でした。

発育段階を専門的に読み取りながら環境設定されていること、その奥深さに、改めて保育の専門性を感じました。

実際に倉庫も拝見しましたが、大型遊具などがびっしり!!

これらを毎日移動させて配置することは大変な作業だと思います。

こうして丁寧に準備された空間だからこそ、多くの方に愛される居場所になっているのだと感じます。

気になった方はぜひ一度遊びに行ってみてください!!

 

 

新潟市地域子育て支援センター 「かめっこ広場」

【所在地】新潟市江南区泉町3-3-3(江南区役所となり江南区福祉センター内)
【連絡先】025-383-5400
【利用時間】
月~金 9:00~11:30・13:00~15:30 / 土 9:00~11:30
【利用日のめやす】
月曜日・木曜日:おおむね1歳半以上就学前まで対象
水曜日・金曜日:おおむね0歳から1歳半まで対象
火曜日・土曜日:おおむね0歳から就学前まで対象
【子育て相談(面接・電話)】
月~金 9:00~17:00 / 土 9:00~12:00
【駐車場】有(おもいやり駐車場4台含む)
※江南区福祉センター(きらとぴあ)駐車場と共用

イベント以外の日はスペース開放しています。予定を確認してから来てください。
親子遊び、育児相談、身体測定、誕生会、育児講座などのイベントがあります。

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