こんにちは。
『おててのきもち』の吉崎ななです。
私は、子どもが生まれてママになったら、子どものことも家のことも完璧にできる!と本気で思っていました。
でも、現実はそんなに甘くはありませんでした。
今回は、完璧にやらなきゃ!という思いとは裏腹に、まったく思い通りにいかなかったお話。
私は、昔から子どもが大好き。
小さい頃は、年の離れた弟のお世話を進んでやったりする、お世話好きな子どもでした。
友人に子どもが生まれたら、抱っこをさせてもらったり、一緒にたくさん遊ばせてもらったり…。
とにかく小さい子どもが大好きで、自分の子どもが生まれて来ると思うと、幸せでしかない…。と思っていたんですよね。
でも、数時間赤ちゃんの相手をするのと、24時間赤ちゃんのお世話をするのとは大違い!
ましてや、産後の身体、妊娠前と一緒というわけにはいきません。
赤ちゃん中心の生活で、今まで普通にできていた家事が全く進まず、気づけば夜…なんてこともしょっちゅうでした。
実際、家事が出来ていないことで主人が何か言ってきたりすることは全くなく、仕事から帰ってきて疲れているのに一緒に洗濯をしてくれたり、食器を洗ってくれたり。
晩御飯が出来ていないときには、仕事帰りにテイクアウトで晩御飯を買ってきてくれたり。しかも、「晩御飯がないのか」といった嫌味など一つも言わず、むしろテイクアウトを楽しんでくれていました。
本当に、一緒に子育てをしてくれる良きパートナーなのです。
それなのに、私は「一日中家にいたのに、晩御飯すら作れないのか…」とすごく悲観的でした。
専業主婦なんだから、家事は私の仕事。
子どもが生まれたら、家事も子育てもしっかりやらなきゃ。
だって自分の母親も誰にも頼らずにやってきたのだから私にもできるはず。
完璧にやらなくては…とどんどん自分を追い込んでいきました。
あの頃の私に言いたい事…
「何もやってないことはないよ!たくさんやってるよ。」
赤ちゃんを育てるって、本当に大切で大きな仕事なんです。
赤ちゃんを数時間抱っこしたりお世話をするのと、24時間ずーっとお世話をするのとは全く違うんですよね。
おむつを替える、授乳をする、着替えをさせる、抱っこをする…
言葉にするとたったこれだけのことに見えますが、それを何度も何度も繰り返す。
しかも、時間が決まっているわけでも、回数が決まっているわけでもない。
ずーっと赤ちゃんに気を向けているんです。
たとえ、お昼寝をしていたとしても、寒くないかな?布団が顔にかぶっていないかな?などね。
今までできていた家事は、終わっていないかもしれない。
でもね、ずーっと赤ちゃんのお世話をしています。
かわいいわが子の笑顔を守っています。
十分すぎる、とてもかけがえのない仕事をしています。
本当に本当に、頑張っているよ。
これを読んでくださっている方も、そうかなー?
まだまだだなーと感じる方が多いのではないでしょうか?
毎日本当にお疲れ様です。
自分自身に、「よく頑張っているよ」と、子育てという素晴らしい仕事を認めてあげてくださいね。
よし、私も。
家が片付かないー!
でもね、ほら子どもたちが元気で笑ってくれている。
今日も子どもたちの笑顔を守りました。
すばらしい!!
完璧な育児なんてしなくていい。
もう十分頑張っているから、肩の力を抜いてくださいね。
赤ちゃんと一緒にいるだけで、あなたはもう素敵なママです。
吉崎なな
連載記事はこちら
vol.1 はじめまして
